サプライチェーンの取り組み

グリーン調達活動

新光電気は、富士通グループの一員として、富士通グループ グリーン調達基準を参考に、製品開発段階から省エネルギー化を意識した設計、部材の選定を行い、地球環境保全に配慮した、お取引先を含めたサプライチェーン全体にわたるグリーン調達を推進しています。

環境マネジメントシステム(EMS)の構築

お取引先において、環境負荷低減活動を継続的に実践していただくため、主要なお取引先に、ISO14001をはじめとする第三者認証等による環境マネジメントシステム(EMS:Environmental Management System)の構築をお願いしています。

製品含有化学物質の管理

新光電気では、購入品に含有される化学物質について、各種規制や法令を遵守し、環境影響の低減化をはかることを目的として「取引先環境管理物質管理マニュアル」を随時改定しお取引先へ配付しています。グリーン調達へのご理解とご協力をお願いするとともに、購入品の化学物質の含有状況などを調査しています。
また、部材系の主要お取引先27社を対象として、製品含有化学物質の把握と確実な法規制遵守のため、製品含有化学物質管理システム(CMS:Chemical substances Management System)の構築をお願いしています。具体的な活動として、新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、2022年度も新光電気監査員が対象お取引先をオンライン形式にて、管理状況を確認する監査や、書面による監査を定期的・継続的に実施し、不十分な点がある場合は、是正の要請と改善の支援を行っています。こうした活動を通じて、サプライチェーンにおける製品含有化学物質の管理を強化しています。

お取引先とのCO2排出量削減および水資源保全活動の推進

新光電気は、富士通グループにおける活動の一環として、地球温暖化による気候変動問題への対応をはかるべく、お取引先にCO2排出量削減に向けた継続的な取り組みをお願いしています。
第10期環境行動計画(2021 ~2022年度)も第9期環境行動計画(2019 ~2020年度)に引き続き、サプライチェーン上流におけるCO2排出量削減に加え、水資源保全の取り組み推進を目標として掲げ、お取引先に、各社のお取引先(当社から見た二次お取引先)へCO2排出量削減および水資源保全の取り組み推進を呼び掛けていただくよう要請しました。
2022年度は、29社の主要なお取引先に対して、富士通グループ共通の環境調査票により活動状況を確認しました。調査結果として、10社のお取引先でCO2排出量削減を1641社の二次お取引先に要請いただいていることを確認しました。水資源保全については、7社のお取引先が二次お取引先1991社に活動実施を要請いただいていることを確認しました。
また、調査にご協力いただいたお取引先には、今後の活動の参考としていただけるよう、お取引先の回答を分析した活動傾向をフィードバックし、さらなる活動の推進と、各お取引先への活動展開を依頼しました。
今後もサプライチェーン全体で、CO2排出量削減および水資源保全の取り組みがはかられるよう、引き続き取り組んでまいります。