新光電気は、富士通グループの一員として、富士通グループ グリーン調達基準を参考に、製品開発段階から省エネルギー化を意識した設計、部材の選定を行い、地球環境保全に配慮した、お取引先を含めたサプライチェーン全体にわたるグリーン調達を推進しています。
お取引先において、環境負荷低減活動を継続的に実践していただくため、主要なお取引先に、ISO14001をはじめとする第三者認証等による環境マネジメントシステム(EMS:Environmental Management System)の構築をお願いしています。
新光電気では、購入品に含有される化学物質について、各種規制や法令を遵守し、環境影響の低減化をはかることを目的に「取引先環境管理物質管理マニュアル」を随時改定しお取引先へ配付し、製品含有化学物質管理システム(CMS:Chemical substances Management System)の構築をお願いしています。また、購入品の化学物質の含有状況などの調査を実施するとともにお取引先の管理状況を確認するため、部材系の主要お取引先27社を対象に、定期的に監査を実施しています。その結果、不十分な点がある場合は、是正の要請と改善の支援を行っています。こうした活動を通じて、サプライチェーンにおける製品含有化学物質の管理を強化しています。
新光電気は、地球温暖化による気候変動問題への対応をはかるべく、お取引先にCO₂排出量削減に向けた継続的な取り組みをお願いしています。
第11期環境行動計画(2023~2025年度)では、サプライチェーン上流におけるCO₂排出量削減および、水資源保全の取り組み推進を具体的な目標に掲げ、二次お取引先への展開も含めた活動の推進を、各社に要請しています。
2023年度では、各社の活動状況を確認するため、31社の主要なお取引先に対し、「第11期富士通グループ環境調査票」による調査を実施しました。
調査結果では、9社のお取引先でCO₂排出量削減を2,674社の二次お取引先に要請いただき、水資源保全については、7社のお取引先が2,524社の二次お取引先に活動実施を要請いただいていることを確認しました。
また、調査にご協力いただいたお取引先には、今後の活動の参考としていただけるよう、お取引先の回答を分析した活動傾向をフィードバックし、さらなる活動の推進と、各お取引先への活動展開を依頼しました。
今後もサプライチェーン全体で、CO₂排出量削減および水資源保全の取り組みがはかられるよう、引き続き取り組んでまいります。