気候変動

気候変動

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2015年12月に採択されたパリ協定において、産業革命前の水準から平均気温の上昇を2℃未満にすること、また、今世紀後半にカーボンニュートラル(実質の排出をゼロ)にすることが世界共通の長期目標として掲げられました。これを機に、脱炭素社会の実現に向けた動きが世界規模で加速しています。
新光電気グループでは、温室効果ガス(GHG)排出量の削減を重要課題と捉え、環境行動計画の目標に掲げて取り組んでいます。

活動実績(2020年度)

2020年度のエネルギー使用に起因するCO2排出量は、2019年度比約14,000 t-CO2増となりましたが、原単位CO2排出量では2019年度比15.3 t-CO2/億円を削減することができました。今後、フリップチップタイプパッケージやプラスチックBGA基板等の生産能力増強により、エネルギー使用の増加が見込まれています。このような状況をふまえ、引き続きエネルギー削減活動に注力していきます。

CO2排出量推移

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資源・エネルギー低減化プロジェクト

年々増加するエネルギー使用量を抑制するため、2013年度に『資源・エネルギー低減化プロジェクト』を立ち上げました。「2012年度エネルギー使用量の半分に相当する61,000 tのCO2を2020年度末までに削減する」という高い目標を掲げて取り組みました。
このプロジェクトでは、社長、役員を含めた関係者による省エネパトロールの実施、現場検討会や取組事例の共有などにより、工場や事業部の枠を越えた協力体制を構築しました。また、従来は設備設計担当者を中心とする活動でしたが、工程設計担当者も加えてさまざまな視点からの削減活動にもなりました。
目標は未達でしたが、活動期間の8年間で50,300 t-CO2相当のCO2を削減することができました。

このプロジェクトは2020年度をもって活動を終えましたが、活動過程で変革した活動体制は今後の環境負荷低減活動に活かしていきます。また、気候変動問題はますます重要視される課題であり、再生可能エネルギーの導入も含めた温室効果ガス削減対策の強化をはかっていきます。

この活動中、大きな成果を上げた事例をご紹介します。

製品保管ボックスの除湿方法の変更

製品の保管時における変質等を防ぐため、保管するボックスには湿度を低くした空気を供給しています。
この空気を作るには、従来、空気を冷やし除湿したあとにさらに湿気を吸着させて取り除くという2つの除湿工程を経ていましたが、除湿方法を見直し湿気を吸着させる工程を省くことによって、CO2およびコスト削減に大きく貢献できました。
この事例は、製品の保管条件を変更することにもなるため、製品の品質に影響を及ぼさないためのさまざまな調査・実験等を繰り返し、さらに設備面での変更も加えて品質面での問題をクリアしました。労力を要しましたが、大きな効果を上げることができました。

【効果】

  • 削減電力:1,500 MWh/年
  • CO2削減量:600 t- CO2/
  • 削減コスト:32百万円/年