SCROLL
2023年入社
品質マネジメント部門 品質管理・品質マネジメント
Y.T.
大学では機械、電気、情報を学んだ後、生産機械の専門コースで加工技術も体験し「ものづくりに携わりたい」との思いを強くする。新光電気の企業風土に惹かれ、他県から移住して入社。長野の自然やウィンタースポーツ、温泉など新鮮な気持ちで楽しんでいる。
私が所属する品質マネジメント本部では「品質コンプライアンス問題ゼロ」と「全社品質向上の強靭な基盤の実現」を目標に品質教育や品質規格に関する支援、データの分析などを行っています。その中で私は品質データが適切な形でお客様に届いているかを第三者的に確認する「データ整合性監査」を担当しています。昨今のニュースを見ても企業による品質コンプライアンス違反は後を絶たず、問題を起こした企業は信頼を失い、倒産に至るケースもあります。このような不正を発見、あるいは未然防止するために行うのが「データ整合性監査」です。
品質マネジメント本部の目指すべき品質保証像に「品質は人の質、人の質は心の質」という言葉があります。シンプルな言葉ですが、考えに迷いが生まれた際に不正をしないという結論を出すためには教育等を通じた心の質向上が重要だと業務を通じて感じています。
国内のみならず、先日は韓国やマレーシアの海外工場に対してデータ整合性監査を行いました。リモートによる監査だったことや、言語の違いに戸惑いもありましたが、事前に監査の目的を理解いただいていたため、監査自体はスムーズに行うことができました。海外工場においても品質データに関する考え方がきちんと徹底されていることを感じ、お客様の信頼を得られる一因が垣間見えましたね。
また、データ監査を複数回重ねていく中で、まとめ方などに変化が感じられることがあります。行動が変わったということは考え方が変わったということ。このように、監査をきっかけに社内の品質データに対する考え方に良い変化があったときにはやりがいを感じます。
私が関わったデータ整合性監査も100件を超えました。今後も小さなことから改善を提案し、お客様に安心安全な製品とデータを届けられる環境づくりに貢献していきます。
入社し、部署への配属後から品質と半導体について学びを進め、入社後1年で品質管理検定2級も取得しました。学生時代に苦手だった統計の学び直しには苦労しましたが、統計的管理の知識は現在のデータ監査でも直接役立っています。また新光電気では英語教育に力を入れており、私も入社以来、学習を継続しています。英語の資料に目を通す機会もあるため、これからも語学力向上に励みたいです。
目標は幅広い知識、知見を持ったデータアナリストになること。入社当初、痛感したのがデータに対する理解の重要性でした。会社の状況や仕組みなど背景を理解せず進める分析は単なる数字の組み合わせに過ぎず、そこから何かを判断することはできません。実際に先輩と私が同じデータを元に行った分析でも、結論の質に大きな差がありました。新光電気がこれからの時代を生き残るためにもデータ分析で貢献できる力を付けたいです。