SCROLL
2020年入社
開発部門 開発・研究
Y.Y.
大学では化学・材料系を専攻し、中でも生物系の学びを深める。「地元のものづくりメーカーで働きたい」との想いを胸に新光電気への入社を決意。地元ということで近くに友人も多く、マラソン、スノーボード、旅行、ドライブなど休日もアクティブに楽しんでいる。
開発統括部では、5~10年先の開発活動を見据えて各部門で活動を行っており、私の所属するアドバンストパッケージ開発部では「i-THOP®」の事業化に向けた技術開発を進めています。「i-THOP®」は現在当社の主流となっている先端パッケージ基板を進化させたものであり、システムの大規模化に対応可能な超高密度パッケージ基板です。最先端のパッケージ基板であり、とても微細なパターンを形成していますが、それを検査する外観検査装置が必要となるため、装置メーカーと開発、評価を進めて導入装置を選定しました。有機基板でLine/Space=2μm/2μm以下のパターンを自動検査できる装置自体が世の中にまだ少なく、適した装置を選ぶのも容易ではありませんでしたが、課題を明確化して改善点を考え、それを伝えて実現へ至るまでのプロセスを経験できたことは大きな力になりました。
i-THOP®は最先端のパッケージ基板であり、事業化を進める中でさまざまな課題にぶつかることもあります。しかし、世の中へ新たな価値を提供する製品の技術開発に携われていることや、製品が事業化へと向かう過程に携われることは技術者としても貴重な経験であり、やりがいを感じています。今はまだ実感する機会も少ないですが、事業化が近づくにつれてやりがいもさらに増していくはず。その気持ちを活力に、今は与えられた目の前の業務に真摯に取り組んでいきたいです。担当工程や装置の選定に加え、i-THOP®やその製造工程をよりよいものにするため、技術開発や改善も並行して進めていきたいです。
入社して実感した当社の魅力は、年齢や社歴に関わらずさまざまな仕事を任せてもらえることです。私も1年目から装置や工程を任され、経験を積む中で多くのことを学びました。周りの方が年齢等で判断せず、一人の技術者として対等に接してくれるため意見が言いやすく、風通しの良い環境です。自分が携わっている技術、製品に対して、担当工程以外にも全体を学ぶことができ、より理解を深めることができています。今後も、担当している工程について知見を深め、自ら考える力を高めることで、工程をより良くしていくには何ができるかを考え、i-THOP®の技術だけに限らず、技術者としてレベルアップしていきたいです。