トップメッセージ

先進的なデバイスやテクノロジー
と多様なサステナビリティ課題
への取り組みを通じて
豊かな未来社会の創造への貢献を
目指します。

代表取締役社長倉嶋 進

新光電気グループは、進化し続ける高性能半導体の機能を支える先進的なデバイスやテクノロジーの提供により持続可能な社会に貢献するとともに、グローバル化・深刻化する多様な社会課題の解決に向け、事業活動における省エネルギー化や再生可能エネルギーの活用をはじめとする環境課題への取り組みや、人権・ダイバーシティの尊重や地域社会への貢献等の社会課題への取り組みを通じて、豊かな未来社会の創造に貢献することを目指しています。

グリーンファクトリーの実現を目指して

新光電気グループは、ものづくりを行う企業の責務として、これまでも環境負荷低減を経営の最重要事項の一つと位置づけ、地球環境と企業活動の調和を通じて持続可能な社会の実現に貢献することを目指してまいりました。こうした当社グループの一貫した経営姿勢の下、取り巻く情勢の変化もふまえ、グループ全体の活動をさらに加速させるべく、『環境ビジョン2050』を策定し、「気候変動」、「資源循環」および「自然共生」の3分野について目指す姿を明確化した上で活動を推進しています。加えて、従来の環境課題に関する中長期目標についても目標の大幅な前倒しや新たな設定を行うなど、全社における活動を強化しています。
なかでも、気候変動への対応については、最優先で取り組むべき喫緊の環境課題との認識の下、各工場においてワーキンググループを立上げ、製造プロセスやユーティリティ設備等から排出される温室効果ガスの削減と、再生可能エネルギーの利用拡大を中心とした活動を展開しています。カーボンニュートラルの早期達成を目指し、現在、全社を挙げて取り組みを加速しています。
また、半導体需要の中長期的な拡大をふまえ、現在、当社では生産体制の増強をはかるべく新工場や新棟の建設を進めています。これらの新設する建屋については、使用電力を再生可能エネルギーで全てまかなうなど、可能な限り環境に配慮した工場を目指しています。既存の工場を含め、環境負荷を大幅に低減した「グリーンファクトリー」の実現を通じて、気候変動をはじめとする環境課題の解決に今後も貢献してまいります。

多様性を尊重した職場づくり

社員は新光電気グループの最大の財産であり、多様性を持った社員が能力や専門性を発揮することにより、社内において変革をもたらし、企業としての持続的成長の原動力になると考えています。当社グループでは、社員の多様性を尊重し、成長を支援することを企業指針に定め、働きやすい環境整備や諸制度の導入・運用、ダイバーシティ理解向上・定着に向けた教育などに取り組んでいます。
また、次世代育成および仕事と家庭の両立支援のため、職場環境整備やさまざまな制度の拡充等について継続的な充実をはかることにより、多様で柔軟な働き方の実現に向けた取り組みを推進しています。
今後も、多様性を持った社員や、育児・介護等と仕事の両立を目指す社員を含め、誰もがいきいきと能力を発揮し、誇りとやりがいを持って働くことができる職場環境づくりに注力してまいります。

新たな成長に向けた企業風土の醸成

取り巻く環境が大きく変化するなか、新光電気グループが今後も持続的な成長を果たすためには、当社グループに在籍する全社員がベクトルを合わせ、難度の高い目標達成に向けて当事者意識を持ち果敢にチャレンジし続ける企業風土を醸成することが必要と考えています。その基盤となるものは、当社グループの存在意義や価値観、行動の原理原則を示したSHINKO Wayであり、多様化する社員の共通理念としてSHINKO Wayを実践するとともに、コンプライアンスを常に念頭において行動することが不可欠です。
こうした取り組みを通じて、多様な変化にも柔軟に対応できる強靭な企業基盤の構築をはかり、企業としての持続的な成長・発展を目指してまいります。